講義の説明

情報更新日:2019/03/02

明るく、楽しい!地球共存型農業学

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毎週末に東京・青山の国連大学前で開催されている「青山ファーマーズマーケット(Farmer's Market @ UNU)」に来たことのある人なら、一度は見かけたことがあるはず!

金髪で、真っ赤な眼鏡・服・靴!本当に農家さん?と疑ってしまうくらいの強烈なインパクトがある中山さんが本講義の教授。素朴でナチュラルな雰囲気を醸し出している他の出店者とは一線を画しています。常に明るく、愉快にされている中山さんは、ファーマーズマーケットでも人気者。出店時は他の出展者との情報交換に余念がなく、ブースに姿が見えないこともしばしば。でも、周りを見渡せば、すぐに見つかるので大丈夫。金髪に赤い服の人を探してみてください!

出店ブースに並ぶ商品を見ると、自然栽培のお米を白米だけでなく玄米や分付きで売っていたり、並んでいるダイコン、カブ、ニンジンなどの野菜は虫食いもなく、見た目も立派でとてもきれいです。無農薬、自然栽培というと、えてして慣行栽培の農産物と比べて見劣りがすることがありますが、中山さんがつくるお米と野菜にはそんな要素は皆無です。そこには農業に対する真摯な向き合い方とこだわりが遺憾なく表現されています。

中山さんは、長野県上伊那郡南箕輪村で「完熟雪見米」というブランド名のお米(ミルキークインとササニシキ)を中心に、多品種少量の根菜、トウモロコシ、山葵などを完全無農薬・無施肥で栽培する専業農家です。就農してから今年で13年目、専業農家になって3年目。中山さんが現在耕作している土地のほとんどが10年以上耕作放棄地だったところです。その土地をゼロから開墾して、現在では見事な田畑に蘇らせています。

中山さんのつくる「完熟雪見米」はミルキークインで1kg 1,200円、ササニシキで1kg 1,500円と、かなり高価格ですが、一度購入した人は、ほぼリピーターになるそうです。その味を知ってしまうと、病みつきになり、直接注文してくる人も増えてきたとのこと。ある有名レストランのシェフからも「別格」というお墨付きで、リピートしていただいているという逸話もあるほど中山さんのお米や野菜は人気なのです。

中山さんの農業を一言で表すと、「明るく、楽しく、地球に優しく」。いかにコストをかけずに、楽に、美味しいものをつくるかを目指しています。今回の講義では、その極意にも触れていく予定です。

・荒廃地(自然のバランスが戻った土)は1年目から肥えているので、肥料など何も足さなくても作物は実る
・日々実験を繰り返し、自然と対話しながら、自然の生態循環に人間が入っていく
・ナチュラルに作れば、結果的に美味しくなる
・自然のルールに則れば作業は省力化できる
・自分が楽しく、面白く生きるためには、地球と共生しなければならない

さて、いったいどんな農業をされ、どんな生き方をされているのでしょうか?中山さんが日々実践する「明るく、楽しく、地球に優しい、地球共存型農業の極意」をお届けします。

中山智文
長野県上伊那郡南箕輪村/momoGファーム代表

1971年生まれ、埼玉県出身。高校卒業後、自動車整備の専門学校を経て、自動車メーカーに就職。就職後、整備だけでなく自動車の販売にも携わる。その後再び、整備のしごとを通じ「日本だけでなく広く地球を見て、地球人としてどこでも生きていけるような人になりたい」という思いから、今度は海外の自動車整備工場に転職。 プライベートでは登山などの自然が大好きだったため、カナダから帰国後は自然に近い環境で生きていきたいと、2000年に埼玉から長野に移住。 移住後、素晴らしい自然環境の中で農家になる決意をし、まずは農機具メーカーに就職。サラリーマンの傍ら、顧客である農家との日々の対話を通じ、兼業で農業を始める。周りの農家を回って勉強ししながら、地域の耕作放棄地を借り受け徐々に自らの耕作面積を広げる。お米を主力にトウモロコシ、ダイコン、カブ、ニンジンなどの根菜類や、山葵の栽培を行い、3年前に専業農家となる。 地球環境と共生しながら、いかにコストを掛けず、楽に、うまいものをつくるかを目指し、独自の農業を確立している。