講義の説明

情報更新日:2018/06/20

未来を耕すオモシロ農ビジネス学

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みなさんは、以下のコトバを目にして、何を感じますか?

「野菜がヒーローに生まれ変わり、関わるみんなが笑顔になる――。そんな夢を描く。」
「地域は守るのではなく、創るもの」
「これからの農業は攻め続けなきゃダメ」
「できない理由やリスクを探すのではなく、オモシロそうだと思ったらまずやってみる」
「シンプルなものに価値がある」
「無駄から学ぶ」

これらは、今回の講義の教授、しばやま農園 代表取締役の篠塚佳典さんのコトバです。
しばやま農園は、千葉県香取市で農産物の生産、加工、販売、農作業の代行及び受託、観光農園、体験農園の管理運営、農業生産用資材の製造、販売、農産物の物流を手掛ける農業法人です。

初めて篠塚さんにお会いした日、篠塚さんから開口一番こんな発言が。「The CAMPusって日本中の農家を取材しているよね?だったらThe CAMPusのサイトで、『日本全国農家MAP』作ったら?そういうのって意外にオモシロいんじゃない!?」と。「あれ?篠塚さん…。自分の話を始める前に、いきなりオモシロい発想〜!」もうこの時点で私は篠塚さんを取材できることにワクワクしていました。

篠塚さんは次にこう語りました。「農業は食を担う産業なのに、農家の人って、意外と農産物の流通を知らないのだ」…え?そうなの?

続けて「箱に入ってる原料野菜じゃなくて、どこどこ産の誰々が作ったとびきりうまい◯◯◯で、おしゃれなパッケージに入ってたら、流通や市場の人も大事にするのだけどね」…なるほど。

しばやま農園が掲げる「しばやまインダストリアルパーク」について、HPを見てみると、「野菜がヒーローに生まれ変わり、関わるみんなが笑顔になる――。そんな夢を描いています。」とあります。どういうことかというと、生産・加工・流通の高度な設備とプロフェッショナルを集積することで、高効率なシナジーを生み出すことにより、「生産し収穫された野菜をみんなのヒーローにする」というのです。これ、新たに農業に参入した大企業のセリフじゃないのです。教授の篠塚さんは、本気で言っているのです。

こんな途方もないことを、どのように実現するのだろうか?と思っていたら、篠塚さんからこんな一言が。「周りの人の片手を借りて、自分一人ではできないことを成し遂げるのですよ。両手を借りちゃうとその人は身動き取れなくなっちゃうから、片手くらいが丁度いいのです」続いて、篠塚さんの熱い想いの原動力は何ですか?と伺ったところ、「3.11で何もできなかったから」という答えが返ってきました。

このような熱い想いをもった篠塚さんを教授に迎えた本講義のテーマは「次の人のための5つの約束」です。

しばやま農園が掲げる「オモシロ農業で笑顔をつくる」ことの狙い、現在までと未来に向けた取り組みを掘り下げ、The CAMPus生徒の皆さんと一緒に、どうやったら農業をオモシロくできるのか?農業で地域を創るにはどうしていくべきか?など、幅広い視野で提言していきます。

未来を耕すオモシロ農ビジネス学

篠塚佳典
千葉県香取市/しばやま農園

1979年、千葉県佐原市(現香取市)の農家の次男として生まれる。 幼いころから実家の農業の手伝い、農業の魅力、可能性を感じ、生涯の職として考える。 しかしながら、素直に農業にははいらず、「いろいろな世界を見て経験したい」との思いから、学生時代から様々な職業を経験したのち、​大規模農家を束ねる農事組合法人に入社。約10年間、主に生産管理や営業に携わるが、2011年の東日本大震災を機に、「地域に貢献し、地域を創る」という思いを強く抱き、2012年に独立。 幼少のころから温めてきた事業のアイデアをもとに、農業を従来の「野菜の栽培」という枠を超え、生産、貯蔵、加工、流通に至る一気通貫のビジネスプラットフォームとすべく、実家の農業生産事業を法人化したのち、(株)ローソンファーム千葉、(株)漬物工房 彩、香取プロセスセンター(株)、みらいファーム(株)、(株)駿河屋を関連企業とする「しばやまインダストリアルパーク」を創り上げる。