講義の説明

情報更新日:2018/06/20

100% ナチュラルワイン学

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有機農業の町として有名な宮崎県綾町で、いま、新しい挑戦を行なっている1人の男性がいます。高温多湿で、ワインづくりに適しているとは言い難い宮崎で、日本初の「自然栽培でつくる葡萄からワインをつくる」と奮闘する香月克公さん。肥料や農薬を一切入れず、完全な自然の循環でつくるぶどう畑には、たくさんの草や虫、有機物が生きています。生と死が繰り返され、腐葉土がたまっていき、ふかふかとした土壌のぶどう畑の中には、まるで一つの宇宙があるようでした。

自然栽培のワイン造りをとおして、香月さんは、「自然界と人間界は一緒であり、人間も自然の一部だ」と話します。虫が邪魔だからと排除すると、自然界のバランスは崩れてしまいます。すべてが普遍的な調和の中に存在している自然界のように、人も誰一人、排除されていい人なんていません。そんな働きながら感じるメッセージを、若い人たちにも伝えたいと積極的に研修やインターンを受け入れています。

2018年2月に1000本限定で発売される香月ワインズのワインには、すでに多くの注目が集まっています。それもそのはず、自然栽培葡萄によるクラフトワインは、日本初の誕生になるからです。香月さんにとって、ワインとは生き方そのもの。「数々の困難にあたっても、一度も辞めたいと思ったことなどない」と笑います。そんな香月さんと一緒に、自然界から学ぶヒントをとおして、これからの幸せな生き方を考える講座です。

香月克公
宮崎県綾町/香月ワインズ 代表

1974年宮崎市生まれ。2000年にニュージーランドへ渡り、南島のマールボロ地方のワイナリーに約10年間務める。日本に帰らないつもりで永住権まで取得していたが、色々と思うところがあり生まれ育った宮崎県に帰郷。地元を盛り上げたいと、綾町で「香月ワインズ」を立ち上げ、高品質なビオワインを造るべく5年もの歳月をかけて畑の環境を育てる。畑作りから葡萄の自然農栽培、醸造、瓶詰めまでを行う宮崎初の個人ワイナリー。2017年7月に念願のワイナリーが完成。綾町の風土を活かしたワインづくりを行なっている。2018年2月にはじめてのオーガニックワインを1000本限定で発売。