未来の種を蒔くわさび栽培学

情報更新日:2019/04/25

02

ここが自分の生きる場所。わさび農家の後継者としての苦悩と覚悟

講義の説明

  • フォローする
  • お気に入り

わさびは”水が支配する作物”であり、その品質はほぼ水の質によって決まります。つまり、わさび栽培にとって水は命そのものです。異常気象が続く昨今、地球温暖化や生態系の異変など、水を取り巻く環境は危機的状況になってきました。

今回の講義では、わさび栽培と水について考えてみるとともに、300年続くわさび農家を切り盛りする北村宜弘教授の葛藤にもスポットを当てていきます。家業を継ぐに当たり、心を病んでしまうほどの大きなジレンマに陥った時期もあったという、若き後継者の苦悩とは?

この記事を読むには入学が必要です。

無料以外の記事を読むには新規登録と入学の手続きが必要です。
入学済みの方はログインしてください。
まだ入学されていない方は新規登録から入学の手続きを完了してください。

北村宜弘
兵庫県豊岡市/北村わさび 代表

1975年、兵庫県豊岡市のわさび農家に生まれる。日本大学農獣医学部(現生物資源学部)に進学後、帰省時に久しぶりにわさびを口にしてその美味しさに驚き、家業を継ぐ決意をする。大学卒業後は代議士秘書、IT企業、広告代理店で営業経験を積み、2003年に帰郷。「北村わさび」を継ぐ。「日本一低いわさび田」では、自家採種によるわさび栽培を実践。伝統農法で手塩にかけて育てたわさびの出荷は全国に及び、料理人からも高い評価を得ている。日本をはじめ海外での栽培指導、在来種わさびの保存や苗を植えることで里山整備にも寄与する「里山わさび復活プロジェクト」、養鱒場の跡地を活用してクレソン栽培を行い、環境保全に貢献する「清水池の再生プロジェクト」など、持続可能な里山・わさび・地域づくりにも取り組む。見学会やイベントなどを通して農家と学び合う「わさび田の学校」では、”農”や”地元の魅力”を発信しながら、次世代に向けた新たな交流を育んでいる。

この教授をもっと知る